海老原 暎の作品に関する感想、購入申し込み、企画全般などを承ります。
作品についてなど気軽にお問い合わせください。
蛇口、鍋、ベンチ、バケツ、ホースリール、傘、取手…などのごく普通の日用雑貨を作家はしばしば描く。しかし作家はそれらの普通の物たちを題材として選んでいるわけでは全く無いという。
「ある時、突然何かが私の心の水面に落ちてくるのです。それが何か知りたくて描き始めるのです。」と作家は言う。
その絵にはおしつけがましい表現は一切無い。そこにはしんとした静けさがある。
見る者の眼は画面を通りこして遠くの空間へさそわれる。
そして、作家の深い心に触れる。
作品を部屋に掛けている何人かの人が「毎朝、見るたびに元気が出てくる。不思議!」と言ってくれるという。壁面に掛けてみると作品は素晴らしくモダンで、強い存在感を放ち、意外に周囲に大きな空間を必要とする。
海老原 暎は1977から1996年まで約20年間、製造業の町工場を夫とともに営んでいた。「町工場の経営は現実という地面に顔をこすりつけるような日々、絵は当初から諦める覚悟でした。」と本人は言う。
rev-a studioはできる限り多くの方にこの不思議な喜びを味わっていただきたく、海老原 暎の作品をこのたびウェブサイトに掲載することにしました。
是非ゆっくりご覧下さい。